- 大アルカナ
- 0.愚か者(THE FOOL)
- 1.魔術師(THE MAGICIAN)
- 2.女司祭 (THE HIGH PRIESTESS)
- 3.女帝(THE EMPRESS)
- 4.皇帝(THE EMPEROR)
- 5.法王(THE HIEROPHANT)
- 6.恋人たち(THE LOVERS)
- 7.戦車 (THE CHARIOT)
- 8.力(STRENGTH)
- 9.隠者(THE HERMIT)
- 10.運命の輪(THE WHEEL OF FORTUNE)
- 11.正義(JUSTICE)
- 12.吊るされた男(THE HUNGED MAN)
- 13.死神(DEATH)
- 14.節制(TEMPERANCE)
- 15.悪魔(THE DEVIL)
- 16.塔(THE TOWER)
- 17.星(THE STAR)
- 18.月(THE MOON)
- 19.太陽(THE SUN)
- 20.審判(JUDGEMENT)
- 21.世界(THE WORLD)
- 小アルカナ
大アルカナ
0番の愚か者から21番の世界までの22枚のカード。
これを「絵札(えふだ)」って呼ぶ人もおるねん。
タロットカードが生まれたんは、中世の終わりごろの北イタリアって言われてる。
当時は貴族の遊びとか博打に使われてて、占い用やなかったんや。
「エジプトの秘儀が~」とか「ジプシーが広めた~」って話もよう聞くけど、
それはちょっとロマン混じりの作り話やね。
ほんまのところは、キリスト教の影響を強く受けた絵が多く描かれてるんよ。
そこに後から、オカルティストのレヴィさんの考えが加わって、
ウェイトさんが今みたいな“オカルト色のあるタロット”を作っていった、って流れ。
ほな、なんでタロット占いが「当たる」って言われるんか?
それはタロットに描かれてるもんが、時代とか宗教とかを飛び越えて、
“みんなの心の中に共通してあるもん”やからやね。
せやから大アルカナが出てきた時は、
次の3つを意識してリーディングするとええで👇
0.愚か者(THE FOOL)
一言でゆうと

「夢追い人」
出来るかどうかはわからへんけど、「あれしたい」「こうなりたい」と夢を追いかける人。
大人になればなるほど、色んな知恵が付いて怖くて無難に生きようとするけど。
とりあえず、やってみなはれ。
世界観と象徴
今にも崩れ落ちそうな崖の上を楽しそうに歩いている若者。彼はその先がないことに気が付いてへん。白い犬、白い太陽、手に持っている白いバラは彼の純真さの表れやねん。
カードでは崖の先が描かれてへんけど、もしかしたらそんなに高い場所じゃないかもしれへん。
もしかしたら落ちていく途中で大きな鷲が助けてくれるかもしれへん。
このカードが出た時は
悪いことばっかり考えんと自分の感覚を信じて行動してみってことやねん。
背景には険しい山があるから、色んな困難があるかも知れへん。それでも挑戦を楽しむ気持ちを
大事にしてな。
正位置
夢を追いかける
先のことは気にしない
自由奔放
色んな可能性を秘めている
逆位置
愚かな行動
非現実的な考えや行動
怠ける
何事も中途半端
とっても知りたい!彼のきもち💛
正位置
「付き合うかどうかはまだわからへんけど、とりあえずデートしてみようかな?
どうなるかなんて成り行き次第やし、深く考えるのもちゃうかな。
束縛とか干渉とか、そういうの苦手やねん。
気楽に笑える子かどうか、ちょっと様子見てみよか」
彼はあなたに好感を持ってるけど、まだ“恋愛モード”までは行ってへん。
今はただ、気楽に楽しみたい感じ。
逆位置
「ちょっとタイプやし遊んでやれ👿めんどくさくなったらフェードアウトしたらええやろ」
逆位置の時は要注意
1.魔術師(THE MAGICIAN)
一言でゆうと

「可能性を形にするカード」。
頭の中にあるイメージを、現実に変えていくスタートのタイミング。
準備はもう整ってるで、あとは動くだけや。
世界観と象徴
机の上には、すべてのスート──剣・聖杯・コイン・杖──が並んでる。
つまり、もう必要なものは全部そろってるねん。
あとはそれをどう使うか。
彼の右手は天を指し、左手は地を指してる。
「上(理想)と下(現実)をつなぐ」っていう、創造のエネルギーそのものやね。
このカードが出た時は。
「やってみたいけど、自信がない」って気持ちが心の奥にあることが多い。
でも魔術師は、何もないところから奇跡を起こす人。
タネも仕掛けもあるけど、それを“魔法”に見せるのは
見えないところで積み重ねてきた努力やで。
正位置
アイデアが形になる。チャンスが巡ってくる。
自分の力を信じて、まず動いてみることが大事。
完璧じゃなくても大丈夫。行動することで流れが変わる。
恋愛では、出会い・新しい関係・積極的なアプローチの始まりを示す。
逆位置
準備不足、勢いだけで空回りしてしまう時。
または、言葉ばかりで行動が伴わない状態。
「やりたい」と「やれる」のギャップを感じるかもしれへんけど、
焦らず、もう一度手元の道具を見直して。
本当はもう、ちゃんと持ってるはずやで。
とっても知りたい!彼のきもち💛
正位置
「一緒におったら、なんかワクワクすんねん。
不思議と元気出るし、もっと話したいなって思う。
せやけど、まだ全部は見せたくないねん。
自分がどこまでできるか、ちょっと試してるとこやね。
あんたの前ではカッコつけたいし、ええとこ見せたいんや。」
彼は“あなたと関わるのが楽しい・刺激的”って感じ。
逆位置
「気になるけど、今は余裕ないねん。
どう動いたらええかわからんから、様子見してる。」
みたいな雰囲気。
2.女司祭 (THE HIGH PRIESTESS)
一言でゆうと

「静かな知恵と直感。心の奥にある真実を見抜く人。」
感情を抑えて、冷静に物事を見つめ判断できる人やねん。
ちょっとクールで、インテリな雰囲気。
状況としては「感情で動くより、冷静に見極めなあかんで」ってメッセージやね。
世界観と象徴
静かに座る女性の背後には、白と黒の柱。
これは「光と影」「理性と感情」「陽と陰」など、
この世界の二面性を表してるねん。
彼女の膝の上には“トーラー”という巻物(知恵の書)。
そこには人がまだ知らん“答え”が書かれてるとも言われてる。
つまり女司祭は、表面的な情報や感情よりも、
真実を感じ取る力を持った人。
足元の月は「無意識」や「本音」。
このカード出た時は
“心の奥でわかってるけど言葉にできないこと”を教えてくれる。
『ほんまにそれでいいんか?』って自分自身に問いかけてみてな
正位置
冷静/理性的/洞察力/受け止める力
相手の本質を見抜く・流れを読める・言葉よりも“感じる”タイプ
逆位置
感情に流される/疑い深くなる/自分の感覚を信じきれない
情報が多すぎて迷う・タイミングが合わない
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
*「気のない振りしてるけど、ほんまはむっちゃ気になってるねんで。
でもな、焦ってもしゃあないし、今は様子見しとくわ」
*「言葉少ないけど、不言実行タイプやねん。
言うのは簡単やけどな、ちゃんと気持ちが固まってからにしたいねん。」
彼はあなたに好意を持ってるけど、まだ“自分の中で整理中
一歩引いて見てるのは、慎重に関係を育てたいからやね。
逆位置
「性格きつそうやな。」
「なんか近づいたら怒られそう……」
「怖いわけちゃうけど、めんどくさそうやな」
3.女帝(THE EMPRESS)
一言でゆうと

「大地なる母」
愛情深く、人や物事を育むひと。
必ずしも女性とは限らへんで。
男性の中にも女性性はあるし、母性の強い男性もおるからね🌿
愛は“与える”と“受け取る”のバランスで育つねん🌷
世話焼きすぎたら、相手が“子ども化”してまうで(笑)
世界観と象徴
背景に森があり、手前には小麦畑が広がっている。
ふっくらした女性が王座にゆったりと腰かけて、何でも受け入れてくれそうな優しい目でこっちを見てる。
12個の星のついたティアラは12星座、すなわち宇宙を。
手に持っている先が丸い棒は、地球をあらわしてるねん。
森や川は大自然の象徴やから、この女性は地球を含む全宇宙を操る女神みたいな存在やね。
ウエストがゆったりしたドレスを着てるから、妊娠している女性。
ハート形の盾は、ハート=心臓・盾=守る、つまり命を守る存在ってことになる。
まあ、ゆうなれば――どっしり構えた「おかーちゃん」やね
このカードでた時は
人を癒すことが、あんたの使命やで。
ただし、無理してまで与えんでええ。
自然体でおることが、いちばんの愛や
正位置
母性
物質的・金銭的な豊かさ
愛情深い
結婚、妊娠、出産
逆位置
わがまま
依存
過干渉
怠惰
浪費
嫉妬
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「なんか、包まれてる感じする」
「一緒にいると安心するねん」
「俺のこと、全部わかってくれてる気がする」
「この人とやったら家庭築けそうやな」
甘えさせ過ぎてダメンズメーカーにならんようにな(笑)
逆位置
「ちょっと干渉されすぎてしんどい時ある」
「優しいけど、なんか母ちゃんみたいやな」
「ありがたいけど、自由ほしい時もある」
「甘えすぎてしまう自分もおる」
4.皇帝(THE EMPEROR)
一言でゆうと

「目的達成のための強い意志と行動力を持つ支配者」
支配者ということは、下に多くの部下を従えているということ。
人が自然とついてくるのは、それに見合った人格があるからやねん。
付け焼き刃の力では、誰もついてこーへん。
ここに至るまでの経験や知識をしっかり積み上げてきた人や。
世界観と象徴
背景には乾いた大地と険しい山々がそびえている。
それは、彼が多くの困難を乗り越えてきたことをあらわしてるねん。
王座にどっしりと座る男性は、赤い衣をまとっている。
赤は情熱や行動力、そして権威の象徴。
手には金色の**アンク(生命の鍵)と玉座の笏(けつ=権力の象徴)**を持ち、
堂々としたその姿からは「揺るがない自信」と「責任を引き受ける覚悟」が感じられる。
足もとに広がる石の玉座は、現実の安定と地に足のついた判断を示す。
感情ではなく、理性と実行力で物事を動かすタイプ。
つまり――
女帝が“おかーちゃん”なら、皇帝は“おとん”や。
家族を守り、道を示す存在やね。
このカード出た時は
責任を持って行動するとき。
誰かを守る立場になったり、判断を任されることもある。
自信をもって決断して大丈夫。
ただし、威圧的にならんように気をつけてな。
正位置
保護し守る
父性
リーダーシップをとる
独立、起業
逆位置
独断的な人
モラハラな人
組織からはみ出す人
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「俺が守らなあかんって思う」
「頼られると嬉しいし、もっと頑張ろってなる」
「この人とおると、自分がしっかりせなって思うねん」
「自分のペースで引っ張っていきたい」
好意もあるし責任も感じてる。せやから慎重になってる場合もあるねん。
軽口たたかへんから物足りへんかも知れへんけど
彼のペースに合わせてあげてな
逆位置
「俺が正しいねん!」
「なんで言うこと聞いてくれへんねん?」
「支配したい」
「気ぃ抜いたら全部崩れそうで怖い」
👉ほんまは自信がないだけ。外見だけ偉そうにしてるタイプも多い。
5.法王(THE HIEROPHANT)
一言でゆうと

「みんなが迷ったとき、正しい道を静かに示す人」
自分の我欲で動くんやなくて、みんなのことを考えて行動する。
そんな“みんなの先生”みたいな存在の人やな。
世界観と象徴
法王は、神さまと人との“橋渡し役”。
皇帝が社会のルールを作る人やとしたら、法王はそのルールの意味を教える人やねん。
背景の二本の柱は、こっちが現世、あっちが神域って分ける境界線。
神社の鳥居と一緒やな。
頭にある三重冠(さんじゅうかん)や、手に持ってる三本の木が連なった教皇十字は、
地上・天国・地獄という3つの世界を支配してるって意味やねん。
目の前の二人の僧侶に、
「悪いことしたら地獄に、ええことしたら天国に行くねんで」
って教えてるんやろな。
つまりこのカードは、人を導く先生みたいな存在。
常識を大事にして、正しいことを教える立場の人を表してるねん。
正位置
世の中の常識を学ぶ
慣習や作法を遵守する
アドバイスを聞く
逆位置
違法行為
常識外れな行動
不倫
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「この子はちゃんとしてる。遊びとかそんなんやなくて、ちゃんと向き合わなあかんタイプやな」
「なんか落ち着くねん。変な駆け引きもないし、信用できる」
「正直、俺もちゃんとせなあかん気になるわ」
誠実でいたいって自然に思ってる。
友達以上恋人未満でも、どこか「大切に扱いたい」存在。
逆位置
「わかってるねん、ちゃんとせなあかんのは。けど、今はちょっとしんどい」
「説教とか常識とか言われると、逃げたくなる」
「真面目に向き合うと、自分が悪者になりそうでイヤやねん」
6.恋人たち(THE LOVERS)
一言でゆうと

「周りが見えてない、始まったばかりのラブラブ関係💛」
おるやろ?電車の中でも道路の真ん中でもイチャイチャしてるカップル。
あれ、二人だけの世界に浸ってもうて、周りなんか全然見えてへんねん。
タロットの恋人たちもそれと一緒。
禁断の実を食べる前、まだ“恥ずかしい”って気持ちを知らん頃。
いつの時代も、恋の始まりは甘くて盲目やねんな。
世界観と象徴
このカード、背景に描かれてるのは“楽園エデンの園”。
アダムとイブが禁断の実を食べる前、つまりまだ罪を知らん純粋な時の姿やねん。
二人の間には大きな天使が立ってて、これは「大天使ラファエル」。
癒しと調和、そして“神聖な愛”を見守る存在やねん。
頭の上には太陽。これは「祝福」と「生命力」の象徴☀️
後ろの木にもちゃんと意味あるで。
イブの後ろの木には蛇が巻きついてて“知恵の実”。
アダムの後ろの木は“生命の木”やねん。
つまり、この二人は“知ること(理性)”と“生きること(本能)”の間で揺れ動いてるってわけやな。
恋って、理性では止められへんけど、同時に選択も問われる。
恋人たちのカードは、ただの「ラブラブ」やなくて、“愛と選択”のカードでもあるんよ💞
このカードが出たら
恋が始まる予感✨
気になる人との距離が一気に近づく時やで。
もしくは、もうすでにラブラブ真っ最中かもしれん😍
ただし!盲目になりすぎ注意⚠️
「この人しか見えへん~💞」で突っ走ったら、あとでどえらい目に遭うで。
友達のアドバイスはちゃんと聞いときや。
恋愛以外では「大事な選択」「どっちを取るか迷う」って時にも出るカード。
見た目の甘さに惑わされんと、“自分の心がほんまに求めてる方”を選ぶのがポイントやで🍎
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「めっちゃ気になる!」
「一緒におったら楽しいし、なんか運命感じる」
「ほかの誰でもなく、この人やって思うねん」
──完全に恋のスイッチON💘
頭で考えるより、心と身体が勝手に反応してる状態。
逆位置
「どっちにしようかな〜って迷ってる」
「一瞬のときめきかも」
──恋の熱に浮かされてるけど、まだ腹は決まってへん😅
本気のつもりが、気づけば“その場のノリ”で動いてるパターンも。
7.戦車 (THE CHARIOT)
一言でゆうと

「気持ちと行動が一つになった瞬間」
普段の生活では、気持ちは「〇〇したいのに」って思っても、
世間体や環境に合わせて「△△しなあかん」って動いてしまうことが多いよね。
でも、このカードの若者はちゃう。
自分の「〇〇したい」がハッキリわかってて、
その気持ちのまま、まっすぐ前へ進んでるねん。
世界観と象徴
甲冑をまとった若者が、白と黒のスフィンクスを従えて戦車に乗ってる。
これは、心の中にある「理性」と「本能」、
正反対の力を上手く操って前へ進む姿やねん。
どっちかに引っ張られすぎたら進めへん。
でも彼は、その二つを同じ方向に向かせて、
まっすぐ自分の道を走ってる。
頭には星の付いた王冠、戦車の天蓋にも星のマーク。
それは“希望”に満ちた未来への象徴やねん。
後ろに見える街は、もう過去の世界。
自分の中の迷いを振り切って、新しいステージへ進もうとしてるねん。
このカードが出たら
今のあなたは、心も行動も前を向いてる。
やっと「これでええねん」って思える方向が見えて、
そこに向かって進み出したところやね。
もし迷ってたなら、もう答えは出てるはず。
ブレーキ踏むより、アクセル踏む時。
勢いに任せるだけやなくて、
気持ちと行動を同じ方向にそろえたら、
思ってるより早く結果が出るで。
正位置
前進する
目的を明確にする
勝利する
逆位置
挫折する
空回りしている
意欲が減退する
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「好きやって気持ちにブレーキかけられへん。」
「もう、お前しか見えん」
ただしこの状態は、勢いが命。
ノってるうちに距離を縮めるのがコツやで。
逆位置
「気持ちはあるけど、うまくいかへん。」
「動こうとするとなんか邪魔がはいるねん」
気持ちの勢いに身体がついていってない状態。
8.力(STRENGTH)
一言でゆうと

「力じゃなくて心で制す」
すごい怖がってる野良猫を無理やり抱きしめたり、いきなりチュールあげても絶対心は開いてくれへんねん。毎日毎日ケージ掃除してトイレ掃除して、ちょっとずつ話しかけて・・・時間をかけて
距離を縮めていく。
そうしてるうちにシャー子じゃなくなってきて、構ってくれないと拗ねてしまうまでになるねん。
このカードの女性も一緒や。
愛には忍耐がつきもんやで。
世界観と象徴
白い服を着た女性が、穏やかな表情でライオンの口を押さえてる。
このライオンは人の中にある“本能”や“怒り”、“恐れ”を表してて、
それを力づくやなく「優しさ」で静めようとしてる姿やねん。
頭の上に浮かぶ∞(無限大)のマークは、
“何度でも立ち上がる強さ”と“無限の愛”の象徴。
後ろに広がる草原と花は、
外の世界との調和や自然体の強さを示してる。
このカードの女性は、勝つために戦ってるんやなくて、
理解して受け入れることで強くなることを知ってるんや。
このカードが出たら
焦らんでええ。
今は力ずくで動かすより、時間をかけて信頼を育てる時やね。
相手や状況をどうにかしようとするより、
まずは自分の心を穏やかにすること。
自分が変わらな相手は変わらんで。
ゆっくりでええねん。
愛も絆も、じわじわと強くなるもんやから。
正位置
愛の力
他者を受け入れる
耐え忍ぶ
説得する
逆位置
投げやりになる
我慢の限界
甘え、依存
強い立場の者に振り回される
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「好きやけど、焦らんとちゃんと信頼関係育てたいねん。」
「あんたを大事にしたい」
「無理に近づくより、ゆっくり距離を縮めたいんや」
この関係を大切にしたいって思ってる。
💫 逆位置
「我慢してきたけど、ちょっとしんどいねん。」
「あんたに甘えてんのはわかってる」
「自分がどうしたいんかわからんねん」
9.隠者(THE HERMIT)
一言でゆうと

「孤独にならな気づかへんことあるねん」
この30年ほどで、スマホやPC、SNSで
人と繋がろうと思えば、いくらでも広げられるようになった。
せやけど、すぐに繋がれるってことは、
すぐに切れるってことでもある。
繋がりたがる人ほど、切れることに敏感で、すぐ傷つく。
そして、傷ついた理由を考えへんまま、
また新しく誰かと繋がろうとする。
それじゃ、ずっと同じことの繰り返しやで。
世界観と象徴
雪の山の中を、一人の老人がランプを手にして立ってる。
長いひげは時間の経過を、ランプの光は、自分の足元と心の中を照らすための灯りやねん。
彼が持つ杖は、これまでの経験と知恵の象徴。
たくさんの時間と孤独を通して、
“ほんまに大切なもの”を見つけてきた証でもある。
周りには誰もおらん。
でもその静けさの中でこそ、
自分の本音や、魂の声がはっきり聴こえるんや。
目には見えないものが主題となるカード。
このカードが出たら
一人になる時間を怖がらんでええ。
今は周りの声より、自分の心の声を聴くときやね。
人との関係や出来事の中で、
ちょっと距離を取って考えた方がええこともある。
静けさの中にこそ、ほんまの答えがあるんや。
焦らんで、自分のペースでいこ。
一晩寝たら、きっと何か大事なことに気づいてるはずやで。
正位置
孤独になってみる
精神鍛錬、修行する
内省する、熟考する
逆位置
引きこもる
屈折した人生観を持つ
邪心、邪念ばかりが先走る
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「ちょっと一人で考えたいねん。」
「気持ちが冷めたわけちゃうけど、そっとしといて欲しい」
「むしろ真面目に向き合いたいから軽い気持ちで答えを出したくないだけ」
そっとしといた方がいい時。連絡も途絶えがちかも知れへんけど、責めたら貝が蓋閉じたみたいになるで!
💫 逆位置
「何が正解なんかわからん。」
「考えすぎて堂々巡りになってる」
「なんにも考えたないねん」
「重たい」
10.運命の輪(THE WHEEL OF FORTUNE)
一言でゆうと

「チャンス到来」
「やっと運回ってきた!」とか「なんかついてる✨」って思える時あるやん?
そういう時は即行動。迷ってたらもったいないで。
別名「諸行無常」のカード。
せっかくの運も、流れに乗り切れへんかったらすぐに逆位置になってまうで。
象徴と世界観
真ん中の大きな輪は「運命のサイクル」やねん。
人生の浮き沈みも、出会いや別れも、
ええことも悪いことも、ぜーんぶ含めてまわってる。
その輪のまわりには4つの不思議な生きもんがおってな。
天使、鷲(わし)、獅子(しし)、牡牛(おうし)。
これは聖書に出てくる四大守護で、
「どんな時でも学びを忘れたらあかんで」って教えてくれてるんや。
上のスフィンクスは“知恵と冷静さ”の象徴。
下におるヘビは“堕落”とか“運が下がる時”。
つまり、上がるか下がるかは紙一重っちゅうことやね。
このカードの世界はまさに「諸行無常」。
止まっとるように見えても、運は常に動いとる。
せやから、「今この瞬間」をどう使うかが大事なんやで。
このカードが出たら
今まで停滞してたことが、急に動き出すタイミングや。
「え?」って思うような偶然も、実は“必然”やねん。
今の流れに逆らわんと、「勢いに乗る」って意識してみ。
想像以上の展開が待ってるかもしれんで。
運命の輪は常にまわってる。
ボーッとしてたら見逃すで!
正位置
チャンスの到来
ものごとの変化
運命の動きを感じる
逆位置
チャンスを逃す
きっかけを失う
不測の事態で予定が狂う
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「なんか…タイミングきた気がする」
「今やったらうまくいくかも」
「これ、運命ちゃう?」
気持ちもノッてるし、今こそチャンス!って思ってる時や。
ただ、深く考えずに“ノリ”で動く傾向もあるから後の流れに気を付けてな!
逆位置
「なんかタイミング合わへんな…」
「チャンス逃したかも」
「今動いてもうまくいかん気がする」
11.正義(JUSTICE)
一言でゆうと

「公正明大でやましいことが一切ない」
誰だって叩けばホコリの一つや二つ…いや、みっつ、よっつあるやん。
このカードの人は、それがまったくない完全無欠な人やねん。
ほんでもな、なんでもそうやけど、完璧って美しいかも知れへんけど、どっか冷たさを感じるよな。
少しくらい抜けてるくらいが、丁度ええんちゃう?
世界観と象徴
真ん中に座ってるんは「正義の女神(ジャスティス)」やねん。
右手の剣は“ウソやごまかしをスパッと切る力”。
左手の天秤は“人を公平に見る目”を表してるねん。
後ろの二本の柱は、善と悪、白と黒。
その真ん中におるってことは、どっちにも偏らん「中立の心」ってゆう意味やね。
このカードの世界は、感情よりも理性が上にくる。
せやからちょっと冷たく見える時もあるけど、
ほんまは「正しさを守る勇気」を持ってる人なんやで。
せやけどな、何が“正義”かはその時代や立場によって変わるもんやねん。
大事なんは、自分の中の“正しさ”とどう向き合うかやな。
このカードがでたら
感情よりも“筋”を通す時や。
好き・嫌いより、正しいかどうかで判断してみて。
迷ってることがあるなら、冷静に天秤かけてみること。
感情で動くとバランス崩れてまうで。
でもな、相手を責めるための“正しさ”は本物ちゃう。
ほんまの正義は、誰かを守るもんやからな。
正位置
公正さを求める
正しいことをする
決断し判断する
バランスをとる
逆位置
判断ミス
道徳倫理に反する
不倫、三角関係
訴訟におけるトラブル
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「ちゃんとケジメつけなあかんな」
「自分の気持ちにウソつきたくない」
「まっすぐ向き合いたい」
彼なりに真面目に考えてる時。
恋愛でも仕事でも、“筋通したい”って気持ちが強い。
遊びとか曖昧な関係は無理やな、って思ってるかも。
逆位置
「何が正しいんかわからん」
「あかんのはわかってるけど、やめられへんねん」
「まじめくさった冷たいやつやな」
12.吊るされた男(THE HUNGED MAN)
一言でゆうと

「苦しみの中で見えてくる真実」
この吊るされてる人、こんな格好しながら顔は笑ってるねん。
しかも、後光がさしてるやろ。
「迷ったときは、しんどい方を選べ」ってよう言うやん。
このカードは、まさにそれ。
あえて吊るされて、考え事してるねん。
自分から止まって、痛みの中で新しい視点を探してる。
せやから、このカードには「発想の転換」って意味もあるねんで。
世界観と象徴
このカードの男の人、逆さまになって吊るされてるけど、
表情はどこか穏やかで笑ってる。
それは「自分でこの道を選んだ」からやねん。
足は片方だけで吊られてて、もう片方は十字の形。
これは「犠牲」と「悟り」の象徴。
自分の動きを止めて、痛みや迷いの中で
“ほんまの意味での気づき”を得ようとしてる。
そして頭のまわりに光の輪があるやろ?
あれは「後光」――つまり“悟りの瞬間”を表してるねん。
苦しみの最中にこそ、真理の光がさす。
それがこのカードのいちばん深い意味や。
このカードがでたら
動けへん時ほど、魂は静かに成長してる。
あきらめるんやなくて、「見えてくる真実」を待つ時間やねん。
しんどい思いをあえてするんも大事な時あるで
正位置
そのままじっとしている
自己犠牲
無理をする
考えを180度変える(発想の転換)
逆位置
精神的な成長より逃避を選ぶ(楽な方へ流れる)
努力を放棄する
報われない奉仕
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「俺が我慢したら丸く収まるやろ」
「自分の気持ちは置いといて、相手のためにって考えてる」
「ほんまはしんどいけど、無理してでも続けたい」
「ちょっと考え方を変えなあかんな、って思ってる」
自分を犠牲にしてでも関係を保とうとしてる時。
動かない=何も感じてないやなくて、感情を抑えて考えてる状態やねん。
逆位置
「もう頑張るの疲れた」
「これ以上やっても報われへんやろ」
「なんで俺ばっか我慢せなあかんねん」
「しんどいのに相手には伝わってへん気がする」
「もうええか…」
13.死神(DEATH)
一言でゆうと

「終わりがあるから始まりがあるんやで」
逆にゆうと、「始まりがあれば終わりがある」
ずーっと同じはないんよ。
「終わり」を怖がる人多いけど、そこから新しい何かが始まるって思ったら、ちょっとワクワクするやろ?
世界観と象徴
黒い鎧をまとった死神が、白い馬に乗ってやってくる。
でもよう見てみて。
その手には、真っ黒な旗やなくて白い花の旗を持ってるんや。
これは「死」やなくて「再生」を意味してる。
後ろの地平線には朝日が昇ってる。
夜が終わり、新しい朝が来る。
つまり、終わりの先には必ず始まりがあるってこと。
地面には倒れてる人もおるけど、
子どもは死神に花を差し出してるやろ?
それは“恐れのない受け入れ”を表してるねん。
古い自分や状況を手放すことで、新しい命や希望が生まれる。
このカードは、そんな**「再生の瞬間」**を描いてるんやで。
このカードがでたら
過去のものを手放すタイミング。
人でも、仕事でも、気持ちでも、
「もう終わったもの」を握りしめてたら、
新しいチャンスは入ってこーへん。
勇気出して“終わり”を受け入れてみて。
怖いようでいて、それがいちばん早い再スタートのサインやねん。
潔く区切りをつけたら、思いがけん「次」がすぐに動き出すで。
正位置
終結させる
移り変わりを経験する
人生の節目、転換期
輪廻転生
逆位置
終わらすことができない
踏ん切りがつかない
執着
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「もう、前とは違うんやと思う」
「一度リセットして考え直したい」
「終わらせることでしか前に進まれへん」
「自分を変えるタイミングやと思ってる」
逆位置
「終わらせなあかんのはわかってるけど、踏ん切りがつかん」
「まだ完全には気持ちが切れてへん」
「なんとなくズルズル続いてる」
「別れを認めたくない」
「頭では終わりって思ってるけど、心がついていかへん」
→ 未練や情が残ってて、前に進みきれない状態。
完全に冷めたわけやなくて、
どこかでまだ希望を探してるパターンも多い。
14.節制(TEMPERANCE)
一言でゆうと

「なんでも腹八分目が一番やで」
人間って調子がようなると、欲張りになって
「もっと、もっと…」ってなっていくもんやねん。
でも、そうやって強欲になると、
今まで上手くいってたこともあかんようになってくる。
日本語には「足るを知る」ってええ言葉があるやろ。
このカードはまさにそれやねん。
上手くいってる時ほど、気をつけなあかんで。
世界観と象徴
このカードの天使は、
一方の壺からもう一方の壺へ、水を静かに注いでる。
ただの水やなくて、感情(心)と理性(頭)を混ぜ合わせるって意味があるんや。
片足は水の中、もう片方は地面に。
これは「夢と現実のバランス」を象徴してるねん。
どっちかに偏らんように、両方を上手く保つ。
後ろには太陽が昇る道があるやろ?
それは「調和を保てば、自然と未来は開ける」というメッセージ。
このカードのテーマは、バランスと融合。
焦らず、無理せず、足るを知って、
自分の中の“ちょうどええ塩梅”を見つけることが大事なんやで。
このカードが出たら
慌てて動くよりも、今は“調整”の時。
感情と理性の温度差をゆるやかに整えることで、
関係も仕事も自然に流れが戻ってくる。
うまくいってる時ほど、調子に乗らず、
「腹八分目」を忘れへんことが、いちばんの秘訣やねん。
正位置
節度を保つ
中間の立場をとる
バランスをとる
必要なものをひとつにまとめる
逆位置
無駄が多い
バランスが悪い
一方的な態度
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「ちょっと距離置いた方がうまくいくと思ってる」
「冷静になりたい」
「ちゃんとバランス取りたいねん」
「自分の気持ちが強すぎてもあかんし、相手に合わせすぎてもあかん」
「穏やかに関係を続けたい」
逆位置
「最近うまくかみ合ってへんな…」
「気持ちの温度差がある気がする」
「自分ばっか我慢してる」
「なんか、ペース合わへんねん」
「どうしても一方通行になってまう」
→ 無理して合わせたり、逆に相手に合わせてもらおうとしたり、
バランスが崩れてる時。
この彼はちょっと距離をあけて付き合う人やわ
15.悪魔(THE DEVIL)
一言でゆうと

「わかってるけど、やめられへんねん」
人間やからこそ落ちる甘い罠。
頭ではアカンってわかってるのに、心が離れられへん。
恋でも仕事でも、人間関係でも、
「快楽」「依存」「執着」にハマる瞬間ってあるやろ?
このカードの世界では、
悪魔は笑ってるけど、鎖で繋がれた二人の首輪はゆるゆるやねん。
つまり、抜け出そうと思えばいつでも抜け出せる。
でも、抜け出したくないからそのままでおる。
“悪いとわかってても惹かれてしまう”
“心のどこかで満たされたい”
そんな、誰にでもある弱さを映すカードやで。
世界観と象徴
黒い羽を広げた悪魔が、玉座にどっしり座ってる。
その前には、鎖で繋がれた男女。
でもよう見てみて──首輪、ゆるゆるやねん。
逃げようと思えば、いつでも抜け出せる。
けど抜けへん。
だって、心地いい“沼”やから。
悪魔の額には逆五芒星。
これは“理性より本能が勝ってる状態”を表してる。
つまり、頭ではわかってるけど、心と体が抗えへん。
背景の黒は、
「見たくない本音」や「依存の闇」を象徴してる。
欲、嫉妬、執着、快楽、支配──
人間の弱さも愛おしさも、全部ここに詰まってる。
でもな、悪魔は本当の悪やない。
「自分を縛ってるものに気づけ」って教えてくれる存在やねん。
“抜け出されへん”って思ってるのは、実は自分の思い込みやで。
このカードが出たら
その関係、状況、感情──
ほんまに必要かどうか、いっぺん見つめ直すタイミング。
「やめられへん」「離れられへん」って思うほど、
心の奥では“変わりたい”って叫んでることもある。
誰にでも、悪魔の誘惑に負けそうになる瞬間はある。
でもその“弱さ”を認めることが、
自由になるいちばんの近道やねん。
正位置
甘んじてコントロールされる
束縛される
自堕落な生活
肉体関係
邪心に動かされる
逆位置
全てを承知で悪を貫く
きれいごとを言わない
執着や依存から抜け出す
欲望を客観的に見つめる
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「頭ではアカンってわかってるけど、やめられへん」
「離れたいのに、離れられへん」
「一緒におったらあかん気するのに、惹かれてまう」
「自分が相手を支配したい、独占したいって思ってる」
「欲しい。とにかく欲しい」
→ 欲望と執着のど真ん中。
理性より感情・快楽が勝ってる。
恋愛というより“依存”に近いけど、
本人はそれを愛やと思い込んでる時期。
心の中では、罪悪感と快楽が綱引きしてる感じ。
逆位置
「もうこの関係、危ないって気づいてる」
「ずっとハマってたけど、そろそろ抜け出したい」
「悪いとこも含めて好きやけど、流石に限界かも」
「自分の中の欲をちゃんと見つめ直したい」
「ほんまは、自由になりたい」
→ 悪魔の鎖に気づき始めた彼。
まだ完全には抜け出せてへんけど、
“このままじゃあかん”っていう理性が戻りつつある。
快楽と理性の狭間で揺れてる、そんな状態。
16.塔(THE TOWER)
一言でゆうと

「痛みを伴う気づき」
人間って、ほんまに痛い目見んと気づかへんこと多い。
なんもない日々が一番幸せやけど、ずっと続くと退屈にもなる。
塔のカードは、そんな“ぬるま湯”の中に雷落としてくれる存在やねん。
大きなアクシデントに見舞われても、それがきっかけで見える景色もある。
一瞬は壊れても、ほんまの意味で目ぇ覚めるのはこの瞬間やで。
世界観と象徴
塔の上に雷。
築き上げてきたものが一瞬で崩れ落ちる──この衝撃は、「突然の出来事」「アクシデント」「自然界からの警告」をあらわしてる。
この塔は“バベルの塔”。
人間が「自分の力で天に届こう」とした傲慢さの象徴やねん。
そこに神(宇宙)の雷が落ちて、「それはちゃうで」とリセットがかかる。
つまり、塔が壊れるのは“罰”やなくて“修正”。
間違った方向に進んでるとき、
「目ぇ覚ませ」って雷が教えてくれるんや。
王冠が吹き飛ぶのは、プライドや支配欲の崩壊。
落ちていく人たちはショックを受けてるけど、
実は「本来の自分」に戻るための浄化のプロセス。
雷の後には、必ず夜明けがくる。
いったん壊れても、ほんまに必要なものだけが残る。
それが塔の教えてくれる“再生のサイン”やねん。
このカードが出たら
思い込みとか、もう合わなくなった環境を手放すタイミング。
ずっと見て見ぬふりしてた問題が表に出てくることもあるけど、
それはもうあんたに必要じゃなくなったからや。
急な変化の中で焦ったり落ち込んだりしても、
あとになって「この出来事があったから今がある」って思えるはず。
壊れる=終わりちゃう。
新しい始まりのための“リセットボタン”やで。
正位置
突然のアクシデント
隠されていたものが暴かれる
転落する
破綻する
逆位置
雨降って地固まる
気付きがない(=同じことを繰り返す)
バレない(=まだ守られてる段階)
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「もう限界や」
「思ってた関係とちゃうな…」
「なんでこんなことになってもうたんやろ」
「一回ゼロに戻したい」
逆位置
「何ゆうてもあかんやつやな」
「こいつ、わからんやつやな」
「まだいけそう(悪意)」
「バレてへんと思ってる」
ほんまは自分にも原因あるのに、ぜんぶ相手のせい。
壊れかけてるのに、まだ気づかんふりしてる。
見たくない現実から逃げてるだけの状態
17.星(THE STAR)
一言でゆうと

「兆し✨」
なんかええこと起こりそうとか、やる気湧いてきた!って時あるやん。
そんな時やら、状況の時やね。
暗いトンネル抜けた後の朝焼けみたいに、
運気が上がってきてるサイン。
直感信じて、迷わずGO!やで✨
世界観と象徴
夜空の星がキラキラ光る中、ひとりの女性が静かに水をそそいでる。
片方の壺の水は地上へ、もう片方は池へ──
それは「天(理想)」と「地(現実)」のバランスを整える意味があるねん。
この女性は、塔で全部を失ったあとの“新しい自分”。
服を脱いでるのは、もう飾らんでもええ、素のままでええっていう象徴。
後ろの大きな星は「希望」、まわりの7つの小さな星は「チャクラ」や「宇宙とのつながり」を表してる。
星のカードは「癒し」と「再生」の時期。
無理せず、自分のペースで未来を描いていけば大丈夫。
夜がいくら長くても、星はずっとそこにあって見守ってくれてるからね
このカードがでたら
流れ星見たら願い事を──とか、お星さまにお願い事を──って、昔から「星」と「願い」は深い関係があるねん。
このカードが出たら、「希望を持つ」ってことやねん。
せやけどな、願ってるだけじゃ叶わへんで。
星は“チャンスの予感”を教えてくれるけど、
それをつかむかどうかは自分次第や。
希望は待つもんやなく、信じて動くもん。
そこ、大事なポイントやで✨
正位置
希望を持つ
やる気を出す
インスピレーションが湧く
優先順位を決める(現実的に動き出す)
逆位置
期待ばかりが先行する
依存的
実行力をあてにできない(夢だけで終わる)
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「もう一回やり直したい」
「やっぱり好きかもしれん」
「希望あるかも」
「今度こそうまくいかせたい」
一度冷めた関係でも、もう一度チャンスを感じてる時。
前向きで優しい気持ちになってるけど、まだ現実的な行動には少し時間がかかる。
気持ちが穏やかになってきて、
“また笑って話せたらええな”って思ってる段階。
逆位置
「なんとなく連絡しただけ」
「あわよくば・・・」
「こいつ、まだ俺のこと好きやろ」
「待っててくれてるやろ」
自分の都合いいようにしか考えてへんで!
18.月(THE MOON)
一言でゆうと

「わけもなく不安になる時」
なんか胸がざわざわして、理由もないのに落ち着かん。
悪いことが起こるわけでもないのに、心の中でモヤが広がる。
それは、無意識の奥にある本音や記憶が、月明かりに照らされて浮かび上がってきてるサイン。
見えへんから怖いだけで、ちゃんと目を慣らしていけば少しずつ道が見えてくる。
明けない夜はない。
ゆっくりでええから、自分の感覚を信じて進んでみて。
世界観と象徴
夜の静けさの中、月の光がぼんやりと道を照らしてる。
その道の両側には犬と狼がいて、ひとつは理性、もうひとつは本能を表してるねん。
奥に見える二本の塔は「意識」と「無意識」の境界。
そのあいだを通る道は、心の奥底へと続いていく。
水面からザリガニが顔を出してるやろ?
あれは無意識の底から湧き上がる感情やトラウマの象徴やねん。
だからこのカードが出る時は、現実よりも“心の中”がざわついてる時。
不安も迷いも、ほんまは自分の内側から生まれてる。
でも、月の光がある限り、完全な闇ではない。
見えへんものを恐れるんやなくて、感じ取る力を信じること。
それが“月の世界”なんやで。
このカード出たら
理由のない不安や焦りを感じる時。
見えへんものに心を振り回されて、何が正しいんかわからんようになるかもしれん。
でもな、それは悪いことやない。
無意識の底に押し込めてた感情や本音が、ようやく意識の上に浮かんできた証拠やねん。
つまり、それを受け入れる準備が整ったってこと。
怖がるよりも、「今の自分を知るチャンスやな」って思ってみて。
見えへん夜の中にも、ちゃんと月の光は射してるで。
正位置
恐怖に苦しみ不安になる
思いつめる
無意識を探る
逆位置
不安の正体がわかる
疑いが晴れる
自分の心が生み出す疑い
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「あんたの気持ちが読めへん」
「裏があるんちゃうかって思ってしまう」
「今ははっきりした答え出されへん」
感情が揺れて、理屈じゃ説明できへん不安に支配されてる時。
好きや嫌いって話やなくて、ただ“心が落ち着かん”状態。
彼自身も自分の気持ちを持て余してる。
逆位置
「疑ってたけど、ちょっと安心した」
「ちゃんと話したら誤解やったかも」
「気持ちが整理ついてきた」
「モヤモヤの正体がわかった気がする」
混乱してた感情が落ち着き始めて、ようやく冷静に相手を見られるようになる。
まだ完全に晴れてへんけど、光は見えてきてる状態。
19.太陽(THE SUN)
一言でゆうと

「無邪気な幸せ」
特別なことがあったわけやないのに、
なんか心がポカポカしてくる時。
散歩の途中で好きな花を見つけたり、
干したてのお布団から太陽の匂いがして安心したり。
誰かと比べるわけでも、何かを手に入れたからでもなく、
“今ここにある幸せ”を素直に感じられる瞬間。
それが太陽のあたたかさやね
世界観と象徴
満開のひまわりの前で、白い馬に乗った子どもが笑顔で手を広げてる。
背後にある太陽は、まぶしいくらいに光を放っていて、すべてを明るく照らしてる。
子どもは“純粋さ”や“無邪気な心”の象徴。
白い馬は“誠実さ”や“魂の浄化”。
後ろのひまわりは“生命の喜び”と“成功”を表してる。
このカードが描いてるのは、何かを得た結果の幸せやなくて、
心が解放されて“あるがままの自分”でいられる幸せ。
光と影をどっちも経験したからこそ、
太陽の光がまぶしく感じる瞬間なんやで
このカード出たら
ありのままの自分を受け入れてあげてな。
裸のこどもは生まれたまんまのあんたやから。
それでいい、今がいいねんで
正位置
日常の幸せ
生命力を感じる
自由と解放
ありのままで
逆位置
エネルギー過多
期待外れの出来事
子供じみた考え
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「一緒におったら明るく元気になれるねん」
「気ぃつかわんでええから楽やねん」
「素直に笑える、こんな関係がええな」
「なんか、自然と幸せ感じるわ」
逆位置
「あんた、ちょっと元気過ぎてしんどいわ」
「思ってたのと違ったかも」
「子どもっぽくて聞かん子やな」
テンションや期待が高すぎて、自分との温度差に疲れてる。
あんまり振り回さんようにね
20.審判(JUDGEMENT)
一言でゆうと

「因果応報」
このカードは「最後の審判」をモチーフにしたと言われてる。
ええことをした人は天国へ、悪いことをした人は地獄へ。
つまり“これまでの行いの結果が出る時”ってことやね。
審判が出て手放しで喜ぶ人もおるけど、そない甘いもんやない。
努力した分だけ結果が返ってくる。
逃げても隠しても、魂はちゃんと覚えてるんや。
世界観と象徴
空からラッパを吹く天使が降りてきて、
棺の中から人々が次々と立ち上がってる。
彼らはみんな、これまでの人生の結果を受け取るために呼び起こされた魂たち。
ラッパは「目覚め」と「結果発表」の合図。
天使の下にいる男・女・子どもは、人の“行動・感情・思考”を象徴してる。
つまり、どんな思いで生きてきたかが今まさに問われてる瞬間やね。
このカードが描いてるのは“再生”だけやなく、
“清算”と“覚悟”でもある。
やってきたことが善でも悪でも、
結果を受け入れて次に進む、それがほんまの審判。
このカードがでたら
いよいよ結果が出る時。
これまで積み重ねてきたことが、良くも悪くも形になって返ってくる。
サボってたらそれなりに、よう頑張ってたらちゃんと報われる。
ごまかしてきたことも、見て見ぬふりしてきたことも、逃げてきたことも、
ここでちゃんと向き合うタイミング。
過去を悔やむより、「これからどう生きるか」。
それが問われてるカードやで。
正位置
報いが来る日
良いものと悪いものを分ける
新たなきっかけを得る
眠っていた可能性が目覚める
逆位置
報われない
過去に執着する
宗教や誰かの言葉に逃げる
盲信、迷信に囚われる
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「もう一回ちゃんと向き合わなあかんな」
「やっぱり、終わらせたくない」
「けじめつけて出直したい」
「今度こそちゃんとやり直したい」
過去に起こったことを思い出して、“このままじゃあかん”って気づく時。
素直に謝ったり、改めて気持ちを伝えたいと思ってる。
ただ、軽い気持ちやなくて、本気で「もう一度」を考えてる時やね。
逆位置
「やり直したい気持ちもないわけちゃうけど、もうしんどいわ」
「もう遅いんやと思う」
「俺がどうがんばっても甲斐のないやつや」
頑張る気力も尽きて、心が静かに冷めていく時。
情に近い未練は残ってても、もう自分ばっかりしんどい恋は終わりにしたい。
21.世界(THE WORLD)
一言でゆうと

「夢が叶う」
色んな事があったけど、それぞれの事に意味があって全部がまとまって完成したって感じかな。
無駄な経験なんか一つもない。
ひとつひとつの点が線になる瞬間やな
とりあえずは、よう頑張った。さ、また新しい始まりやで!
世界観と象徴
中央で輪の中に立つ女性(または両性を象徴する存在)は、
これまでのすべての経験を受け入れ、自由に踊ってる。
その姿は、**「もう自分でええんや」**と心から思えてる人の象徴やね。
四隅には、天使・鷲・獅子・牡牛の4つの聖獣。
これは“心・知恵・勇気・現実”を表していて、
人生のすべての要素がバランスよく整った状態を意味してる。
彼女を囲む月桂樹の輪は“完成と祝福”。
ひとつのサイクルを終えて、新しい世界へ進む門でもある。
このカードが描いてるのは「終わり」やなくて、
“すべてを受け入れて、また新しい始まりへ踏み出す瞬間”なんやで
このカードがでたら
やっとここまで来たな。
泣いたことも、笑ったことも、全部ちゃんと意味があった。
うまくいかんかった日も、遠回りも、
ぜんぶ今のあんたを作るピースやってん。
ひとつの物語が完成した時。
そして同時に、新しい物語の始まりやで。
正位置
完成する
夢が叶う
共に結びつく
理想の世界に生きる
逆位置
何かが足りていない
未完成なまま終わる
努力を放棄する
他の世界や価値観を受け入れられない
とっても知りたい彼のきもち💛
正位置
「やっとここまで来たな」
「この関係、大事にしたい」
「もう探さなくていい、ここが落ち着く場所や」
「素のままでおれる、ええ関係やと思う」
いろんなことを乗り越えて、ようやく“安心できる関係”を感じてる時。
刺激よりも安定、駆け引きよりも信頼。
恋人としても、人としても「ひとつになれた」実感がある。
逆位置
「悪くないけど、なんか物足りへん」
「今のままでええんか分からん」
「自由になりたい気持ちもちょっとある」
「他の世界も見てみたい」
今の関係が安定しすぎて、少しマンネリを感じてる時。
嫌いになったわけやないけど、もう一歩先に進むきっかけを探してる。
でも根っこには“ここまで築いた絆”への愛着もちゃんと残ってる。
小アルカナ
小アルカナは「数札」とも言われてて、ごく日常のこととか、その時だけの一時的な出来事が描かれてるカードやねん。
大アルカナほど運命的ってわけやなくて、もっと身近でリアルなテーマが多い。
絵を見たらパッと意味がつかめるカードが多いのに、
「小アルカナ苦手〜!」って人が多いのは、対象や場面の設定が大きく固定されてへんからやと思う。
でも逆に言うたら、
“全体を見てストーリーを作る”自由さこそ、小アルカナの醍醐味やねん。
料理で例えるなら、
大アルカナは具材、小アルカナは調味料。
調味料の使い方ひとつで味(=鑑定の深み)が変わる、そんなカードやと思ってくれたらわかりやすいと思うで。
コートカード
コートカードは人物カードとも言われてて、
「コートカードを征する者はタロットを征する」って言われるくらい、リーディングが難しいねん。
ここではまず、基本の性質だけシンプルにまとめてるけど、
本番の鑑定ではこの意味だけやなくて、
状況・相手・他のカードとの関係性でいくらでも変わるから気ぃつけてな。
キング
キングは、国全体を見渡して指揮をとるリーダー。
民衆や家族、仲間の幸せを第一に考え、必要な時には迷わず決断して行動にうつす存在やねん。
戦いや政治、経済に関する経験や知識もバランスよく備えていて、状況を総合的に判断できる “成熟した大人” そのもの。
未来志向で、権力というより「責任」としての力を持っているタイプや。
人物像としては、年齢層が高い人、または精神年齢が高く落ち着いた人を指すことが多い。
お父さんみたいに頼れて、守ってくれる包容力もあるカードやで。